さくらんぼ園では、0歳から2歳までの子どもたちが同じ空間で過ごす「異年齢保育」を行っています。日々の生活や遊びを一緒に過ごす中で、年齢の違う子ども同士が自然に関わり合い、影響を受けながら育っていくことを大切にしています。
年上の子は「やってあげたい」、年下の子は「まねしてみたい」
遊びの場面では、年上の子が年下の子の手を引いてあげたり、おもちゃの使い方を教えてあげたりする姿がよく見られます。ときには、やさしく声をかけて一緒に遊びに誘うことも。
一方で、年下の子どもたちはそんな姿に憧れ、「やってみたい!」という気持ちが芽生えていきます。こうした子ども同士の関わりの中で育つ「やさしさ」「思いやり」「自信」「挑戦する力」は、異年齢保育だからこそ得られるものです。
子ども同士が育ち合う環境を大切に
異年齢保育では、年齢や発達に応じた個別の支援も行いながら、子ども同士の自然な関わりから生まれる育ちを見守る保育を心がけています。保育者は、必要なときにそっと手を差し伸べ、子どもが「自分でやってみよう」と思えるような関わりを大切にしています。
一緒に笑い、助け合い、ともに育ち合う―そんな毎日の中で、子どもたちは「人と関わる心地よさ」や「信頼する気持ち」を育んでいきます。